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その後。
零は先程海に押し倒された場所の側に居た生徒を呼び出した。
零「昨日の生徒会ぶりですね、八代さん、夏目さん。」
呼び出したのは中等部生徒会副会長、八代 拓海と高等部生徒会庶務、夏目廉。
拓海「どうしたの、木原さん。」
廉「………」
優しく声を掛ける拓海と、無言で立ち続ける廉。
そんな二人に。
零「いえ…先程先輩方はその…私が海さんに…お、押し倒されたのを見てましたので…い、一応お願いなのですが、誰にも言わないでくださいね?」
そう言って軽く頭を下げる零に。
廉「別に言い触らすつもり無いから大丈夫。」
その瞬間をはっきり目撃した廉が言い、
拓海「あ、あれ木原さん達だったんだ。怪我はなかった?」
強ち的外れとも言えないズレた事を拓海が言って。
零「えぇ…まぁ取り敢えず私の用件はそれだけでして。お時間とらせてすいませんでした。」
そう告げて、零は二人のもとを後にした。
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