彼と出会った日

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それは、新学期を迎え、しばらく経った5月のことだった。 「起きなさい、結衣(ゆい)ー」 「うぅ、今起きるよ~」 ふぁーぁ 今日も何気ない日々が始まり、私(坂井 結衣)は起きた。 「いってきまーす」 支度が終わり、通う高校へと向かった。 「結衣ーおはよ~」 「おはよ~」 登校途中、幼馴染みの『三島 楓(みしま かえで)』に会った。 「そいえば、結衣知ってる?」 「知らないよ~」 「まだ、何も言ってないし… 今日、転校生来るらしいよ~ 私たち、2年B組にー」 「へーそうなんだー知らなかった。」 「相変わらず鈍いね、結衣。 男だよ、気にならないの? 絵しか興味ないのかい? 恋愛しないの?」 「私は絵が描ければ満足かなー。」 そう、私は絵が好きなだけ?のいたって普通の高校生です。 そうこうしていると学校に着いていた。
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