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「(お母さん！私っ…！)」
再び、お母さんに小声で話しかけるけど、言い終わる前に…
「沙耶、そんなに緊張しないでいいのよ。
ほら、行ってきなさい？」
「…………は…い…。」
やっぱり伝わらない；
こんな事なら、望月課長と会った時に、協力してもらって断ってれば良かった…
「君は、どんなアニメが好き？」
私は“君”って名前じゃ無いっつーの!!
「あんまりアニメは見ないですね。」
「そうか…○面ライダーは何が好き？」
だ・か・ら！
自分が好きな物はみんな好きだと思ってるんじゃないっつーの！
「本当に見たことありませんので、分かりません。」
「そう…」
少し残念な顔の“正史ちゃん”
そうだ!!
正史ちゃんから嫌われちゃえば良いんだ♪
「そういうのって、全く興味ないんです。私の人生には無縁です。」
よし！これでどうだっ!?
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