❤お・ま・け❤

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自分より背が高いベビーベッドに、つま先立ちして 一生懸命赤ちゃんの姿を見ようとしてる美月。 「ママ、かわいいね~」 「ぜんぶちっちゃいね~」 まだまだ充分“ちっちゃい”美月が、少し大きく見えたから不思議だ… 美月が赤ちゃんに夢中になり、俺は沙耶の隣に座った。 「あっそうだ。沙耶、名前考えたんだ。」 「赤ちゃんの?」 「ああ。でも、男の子だから、さすがに“月”は難しくて…」 「ふふっ、そうだね。」 「それで考えたんだ… “太陽”たいよう。」 「太陽…?」 「ああ。美月はいつか“望月家”を離れる時が来る。だから名前に“月”を入れたかったが、太陽は違う… 太陽には、そんな月が輝ける様に明るく輝く“太陽”であって欲しいと思って…」 「…うん。いいね…すごく良い!」 .
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