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「たいようくん?みつきおねーちゃんだよ。」
美月は、俺の胸で大泣きしてる太陽にそう話し掛ける。
「ふぎゃー!ふんぎゃー!!」
美月が話し掛けると、尚一層激しく泣き出す太陽。
さすがに見かねた様に沙耶が笑って…
「太陽、おいで?」
優しくそう言って抱き上げた。
「ふんぎゃ…ふっ…」
「…え?泣き止んだ!!」
「ママー!すごいね!!」
「ふふっ。」
沙耶の胸の中でご機嫌な太陽。
近い将来、沙耶を取り合う事になりそうな予感に胸を躍らせて
俺は美月を右手に抱いて…太陽を抱く沙耶を左腕で抱き寄せた…
「沙耶…」
「…ん?どうしたの、渉さん…?」
「美月…」
「なーに?パパ。」
「太陽…」
「………」
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