満月に恋して =最終章=

6/9
前へ
/19ページ
次へ
沙耶は、さっきの衣装の担当者が言っていた様な 周りの奴らに色々と言われたという事を、俺に言う素振りがない。 いつもの様に、笑みを浮かべて俺をまっすぐ見つめてる… でも、やっぱり沙耶のドレス姿はヤバい。 可愛すぎる… 「沙耶、そのドレス…」 「えっ!?な、何かおかしい?」 「ふっ。いや、似合いすぎ。」 「もう、ビックリした~! 渉さんって、すごいイジワル!」 頬を膨らませて怒る沙耶の全てが、愛おしい… そんな沙耶の頬に手を添えた… 黙ったまま見つめると、沙耶はみるみる頬を赤く染める… 「沙耶。約束する…俺は沙耶を裏切らない。 だから、これからも俺を信じて…」 「はい…信じてます。 渉さんへの自分の気持ちを信じられるから… 渉さんの全てを信じてます…」 「愛してるよ…」 「私も…愛してます。」 神に誓う前に、お互いの心に誓った愛を… 俺たちはずっと大事に守っていく。 この先、何が待ちかまえていても… .
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加