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しかし事件後のT刑事の供述は一変する。
『被害届は受理していない』
と言うのだ。
さらに父親がT刑事に2、3日したら逮捕出来るから取り下げないでくれと言われた発言すらも『そんなことは言っていない』と否定したのだ。
また、7月2日の小原さんの行方がわからなくなった日、佐藤さんBは小原さんから自殺をほのめかす連絡を受けており、この事を警察に電話している。
しかし、その日警察が捜索した様子はなく、本格的な捜索は翌日7月3日からだった。
捜索に関わる人員も県警など15名足らずで、消防や地元住民に捜索を協力した形跡も無かった。
周辺の検問や警備も無く、父親が警察に警察犬を投入してくれないかとの問いには『警察犬は10分単位でお金がかかるが払えますか?』というあまりに非協力的な応えだった。
しかしその後、100万円もの報償金まで付けて小原さんの行方を探しているのである。
明らかな矛盾であり、警察の動きに対して不信感しか残らない。
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