☆サンタな聡明とサタンな子供たち☆

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そんなこんなで放課後になり、私は帰宅した。 玄関のドアを開けて驚いた。 怜「あ、おかえりパパ」 聡「ただい…って何玄関でそんなものよんでるのさ…」 玄関に座って当たり前のように薄い本を読んでいる怜衣にとうとう違和感を感じなくなってしまった…。 怜「ママに追い出された。美樹と蒼真がいる時は同じ空間で読むなって」 聡「当たり前だよ」 怜「ちぇー」 ドタドタ 蒼「パパおかえり!だっこだっこ!!」 リビングから猛ダッシュしてきて、いきなり飛び付いてきた蒼真くんに驚いた。 一瞬避けようとしちゃったよw 美「あ、パパだぁ。おかえりー」 美樹? なんで君は唐辛子をかじっているのかな? それ、お菓子じゃないよ? よく普通に食べられるね君は。 沙「おかえり聡明。どうしたんだい?そんなに疲れ果てたような表情をして」 聡「ただいま。いや、なんかさ…この子たち…キャラが濃すぎない?」 沙「……何を今さら…ってか聡明も十分キャラが濃いから安心して?」 聡「…………そうだね……」 そういうことにしとくか。 スーツのままでいるのもアレだったから2階にある自室に行き、ラフな格好に着替えた。 蒼「パパぁ~」 聡「うわっ!どっから現れたお前!!」 蒼「え?ずっとしがみついてたよ?」 聡「……なに?コアラのマネ?」 蒼「うん!」 そう言えば、さっき下ろしてこなかったな……この子。 すっかり忘れてたわ。 ってか気づかない私の注意不足だったけど、違和感なくずっとしがみついてるこの子もある種の天才かもしれない。 聡「着替えられないから1回下りて?」 蒼「や!(拒絶)」 聡「……じゃあ、せめて肩車にして?」 蒼「うん!」 蒼真くんは返事をすると私の身体をよじ登り肩に座った。 ……くすぐったい。 そして着替え始めたんだけど…シャツが着れないw 聡「ごめん…蒼真くん…そこにいられるとTシャツが着れない…」 蒼「……?わかった!」 蒼真くんはそのまま器用に下に下がっていき、私の背中にしがみついた。 ……蒼真くんあのね? 君が絡ませてる足がさ…ちょうど私の腰に当たってるんだけど…。 ちょっ…強く抱き締められると本当に…。 聡「………ンッ……」 蒼「……パパぁ?」 聡「……ナンデモナイヨ…」
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