☆サンタな聡明とサタンな子供たち☆

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……思わず感じちゃったよ…。 私は苦笑いをしながら蒼真くんとリビングに戻った。 沙「…そんなに複雑そうな表情をしてどうしたの?聡明」 聡「私はもう末期かもしれない」 沙「なにを今さら」 聡「…あれ?さっきもこんな会話を…ってか酷いな!!」 昔から末期だったと言いたいのか?この人! 沙「そう言えば、もうすぐクリスマスだね」 聡「流さないでよ…」 沙「はははw」 蒼真くんから聞くか。 聡「蒼真くん。サンタさんからプレゼント貰うとしたら何が欲しい?」 蒼「え?サンタって無垢な子供に夢と希望という名のプレゼントを渡して子供の欲望を歪ませる赤衣服と白い大きな袋を持ったあのサンタ?」 聡「歪んでるのは君の思考回路だよ?」 どこで覚えてきたんだろ?そんな言葉。 蒼「あと、ホワイトクリスマスってあれでしょ?サンタが持ってる袋いっぱいに入っている人間を狂わせる白い粉「ストップストップ!」…?」 聡「確かに前にさ、1回麻薬ネタから離れようとは言ったよ?本当に1回だけ麻薬ネタから離れてまた麻薬ネタに戻っちゃうの!?」 蒼「クリスマスは人を狂わせる」 聡「狂ってるのは君だよ!父親にこんなこと言わせるなよ!!」 何が悲しくて自分の息子に『狂ってる』とか言わなきゃいけないのさ! 沙「……蒼真も好きだなぁ…麻薬ネタ」 聡「はぁ、で、何か欲しいものとかないの?」 蒼「……サンタからは要らない」 聡「サンタから〝は〟?」 蒼「僕はパパからプレゼント貰いたい!」 聡「いやいや、なんでさ…」 蒼「どうしてもサンタからプレゼントを貰わなきゃいけないなら、サンタからパパがプレゼントを受け取ってよ!それを僕が貰う!!」 聡「私を経由してどうするよ!それ、サンタの存在意義は何!?」 沙「ククッ、流石ファザコンw」 聡「笑い事じゃないよ」 沙「サンタを真っ向否定してるしw」 聡「麻薬の密売人に仕立てあげてるし」 結局何が欲しいのか分からないし…。 沙「麻薬ネタは暫く続きそうだね」 聡「そうだね…」 沙「ってかよく毎回思い付くよな…コイツ」 沙羅の言葉に頷くことしか出来なかった。 聡「……私を経由してもいいから、試しに欲しいもの言ってみ?」 蒼「パパ」 聡「却下」 蒼「水素」 聡「何に使うの?水素なんて…」
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