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美樹が唐辛子を食べていた事に驚き、裏返った声を出す沙羅。
私もビックリだよ。
沙「最近使ってないのに唐辛子が減ったり消えたりするなぁーとは思ってたけど、原因はお前かよ!!」
美「……ごめん…((しゅん」
この子…欲しがるもの…唐辛子かな?
それだとなかなか安価で済むから助か…いや、なんでもないですw
ちょっと本心が出かけたけど違います!
聡「美樹。あのさ、サンタさんからのプレゼントって何が欲しい?」
美「えっとね、えっとね」
どうせ、唐辛子かハバネロで迷ってんだろうなw
蒼「ママ。角砂糖取ってぇー」
沙「さっき食べたでしょ?」
蒼「もう1個!」
沙「だーめ」
蒼「ケチィー」
沙「チョコでも食べてなよ…」
…会話がおかしいとかは考えない方向でw
聡「欲しいもの決まった?」
美「うん!美樹ね、ブラックカードが欲しい!!」
聡「予想してたものと全然違う!!」
目を輝かせ、興奮気味に言う美樹に私は思わずツッコミをしてしまった。
美「だってさ、かっこよくね!?ブラックカード!」
聡「カッコイイかもしれないけどさ!ブラックカードなんて私でも持ってないよ!!ってか、ブラックカードをプレゼントしてくれるサンタがいたとしたら最早奇跡だよ!そのサンタは絶対にカード会社で働いている人だよ!!」
美「え!そうなの!?」
聡「そもそもブラックカードって一般の申し込みじゃ作れないものだし」
美「……制限額がなくて無制限に使えるから?」
聡「あのね、それは大きな誤解だよ?ブラックカードって実際は個別に個人の上限額が決まっているからね?」
美「え?そうなの!?」
聡「持ってる人から聞いたから間違いないと思うよ?」
……政くんから聞いたんだよなぁ。
あの人は同期の中で一番成功してるから。
美「……じゃあ、唐辛子とハバネロと鷹の爪の詰め合わせ!」
聡「……なんで君の欲しいものはそんなに雲泥の差があるのさ…」
美「辛いの美味しいよ?」
聡「私、辛いのはちょっと…」
美「スパイシーだよ?」
聡「そこまで刺激的なものは…」
怜「激しいキスは求めるのにぃ?」
聡「うるさい。それとこれとは別問題!」
沙「ははは」
もう、なんで怜衣は言い返せない言葉を言ってくるんだろ…。
美「え、キス?」
蒼「それって魚の?」
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