☆サンタな聡明とサタンな子供たち☆

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美樹が唐辛子を食べていた事に驚き、裏返った声を出す沙羅。 私もビックリだよ。 沙「最近使ってないのに唐辛子が減ったり消えたりするなぁーとは思ってたけど、原因はお前かよ!!」 美「……ごめん…((しゅん」 この子…欲しがるもの…唐辛子かな? それだとなかなか安価で済むから助か…いや、なんでもないですw ちょっと本心が出かけたけど違います! 聡「美樹。あのさ、サンタさんからのプレゼントって何が欲しい?」 美「えっとね、えっとね」 どうせ、唐辛子かハバネロで迷ってんだろうなw 蒼「ママ。角砂糖取ってぇー」 沙「さっき食べたでしょ?」 蒼「もう1個!」 沙「だーめ」 蒼「ケチィー」 沙「チョコでも食べてなよ…」 …会話がおかしいとかは考えない方向でw 聡「欲しいもの決まった?」 美「うん!美樹ね、ブラックカードが欲しい!!」 聡「予想してたものと全然違う!!」 目を輝かせ、興奮気味に言う美樹に私は思わずツッコミをしてしまった。 美「だってさ、かっこよくね!?ブラックカード!」 聡「カッコイイかもしれないけどさ!ブラックカードなんて私でも持ってないよ!!ってか、ブラックカードをプレゼントしてくれるサンタがいたとしたら最早奇跡だよ!そのサンタは絶対にカード会社で働いている人だよ!!」 美「え!そうなの!?」 聡「そもそもブラックカードって一般の申し込みじゃ作れないものだし」 美「……制限額がなくて無制限に使えるから?」 聡「あのね、それは大きな誤解だよ?ブラックカードって実際は個別に個人の上限額が決まっているからね?」 美「え?そうなの!?」 聡「持ってる人から聞いたから間違いないと思うよ?」 ……政くんから聞いたんだよなぁ。 あの人は同期の中で一番成功してるから。 美「……じゃあ、唐辛子とハバネロと鷹の爪の詰め合わせ!」 聡「……なんで君の欲しいものはそんなに雲泥の差があるのさ…」 美「辛いの美味しいよ?」 聡「私、辛いのはちょっと…」 美「スパイシーだよ?」 聡「そこまで刺激的なものは…」 怜「激しいキスは求めるのにぃ?」 聡「うるさい。それとこれとは別問題!」 沙「ははは」 もう、なんで怜衣は言い返せない言葉を言ってくるんだろ…。 美「え、キス?」 蒼「それって魚の?」
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