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私はここでとんでもない事に気づいてしまった。
船進むの早い!
私、サメに食われてる場合じゃないよコレ!
こんな大海原でサメに噛まれながら一人ぼっちとか家に帰れる気がしないよ!!
とりあえず、サメが私のことを水中に引きずり込んだから全力で殴って空中に打ち上げると船目指して全力で泳ぎ始めた。
私、湊みたいなこと出来た!!(本編参照)
蒼「あ、パパ戻ってきたっ!」
怜「相変わらずの鉄人ね…」
沙「鉄人じゃなかったら死ぬ直前の映像になってたんだけど?コレ」
蒼「パパ!バタフライ!!」
息子と娘に船から落とされサメに噛まれたのに普通に息子の要望に応えてバタフライで泳ぎ始める私は救いようのない親バカなのかもしれない。
…うーん。
クロールのが進むの早い気がするけど…。
怜「犬掻き!犬掻き!!」
聡「船に追い付くどころか流されてくわ!!」
怜「ナイスツッコミ!!」
そして後ろを見るとなんか…シャーク的な何かのヒレが見える。
さっきより小さいな。
…あ、もしかして…。
潜って後ろを見るとイルカが3頭いた。
しかも普通のイルカとピンクのイルカとアルビノなのか白いイルカ!!
私は1番大きい普通のイルカに乗せてもらい楽に移動しているw
イルカって普通に乗れるんだねwww
呼吸も普通にできるなんて最高だね!
沙「あれって…」
怜「イルカだ!白とピンクもいる!可愛いっ!!」
蒼「パパ、イルカに乗ってる!!」
白いイルカとピンクのイルカが私の前をクロスしながら飛んでて凄く海とは思えない光景になっているわ今w
船に近づくと乗せてくれていたイルカが思い切りジャンプしたから、それにタイミングを合わせて私は船の上に無事戻ったw
イルカたちを見るとコッチにヒレを振っていた。
なんか…手を振ってるみたい。
そう思い、私も手を振り返しておいた。
…そしてずぶ濡れである。
聡「蒼真くん。コレいる?採れたてほやほやのサメの歯」
蒼「いっぱいあるね!」
聡「大規模で噛まれたからね!」
怜「私もほしーい!」
沙「全体的にこんなのおかしいよ…」
サメの歯で喜ぶ蒼真くん可愛い。
ちょっと私の血が歯についてるけど。
流石に鉄人でもサメの無数の歯に噛まれたら血は出るからね。
ちょっと、痛かったわ。
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