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沙「…あ、そのサメの歯加工して湊にあげたら?」
聡「流石にサメの歯は要らないんじゃない?」
沙「記念に」
聡「まぁ、船に乗っててサメの歯を持ち帰る事になるとは私も思ってなかったからね…」
肩らへんを噛まれてたから色んなところに歯が刺さってて取るのが大変である。
必死に取ろうとしたら肩甲骨付近の筋肉がツって変な動きしちゃったし。
美「あれ?パパなんでずぶ濡れ??」
怜「あ、チャレンジ終わったの?」
美「賞金!」
怜「でかした!我が妹よ!!」
美「あいっ!」
将来…怜衣はビジネスで成功させそうだし、美樹はむちゃくちゃな大人になりそう。怖い。
それに、蒼真くんは計算高いから何をやっても成功しそうだね。
三本の矢…のように3人で協力してこの子達は生きていけるだろう。
ただ、3人がかりになった場合は私の命がちょっとピンチだから、勘弁して欲しいな。
聡「…私は着替えてくるね?」
沙「あぁ」
私はみんなから離れると部屋に戻った。
船にも部屋があるんだもん時代は進化してるな。
そして好奇の目で見られる私w
そりゃ、船の中をずぶ濡れの男が徘徊してたら見るよね。私だってガン見しちゃうもん。
部屋につくとシャワーを浴びて着替えた。
あ、ワックス持ってくるの忘れた。
…このままでいいか。
鍵を持って部屋を出るといろんな人に声をかけられたわ。
髪上げてないと逆ナンされるからなぁ…。
…ヤバイ…どんどん人が集まってきた!
若い子に誘惑されまくって全力で困ってる。
こんな姿子供たちには見せられない。
蒼「パパいた!」
聡「え?蒼真くん??」
蒼「じゅーす!」
「え、子持ち!?」
「可愛い!」
「既婚者!?」
「そんなぁ…」
「こんなイケメン滅多にいないのに…」
沙「聡明!蒼真見なかった?」
聡「蒼真くんならココに」
「やだイケメン!」
「惚れた!」
「お兄さんいくつですか!?」
沙「え、ちょっ…やめ…」
みんな沙羅に目移りした。
…私って女以下の存在なのかな…。
確かに沙羅はそこらの男よりイケメンだけど…。
それにしたって…男としてなんかヘコむよなぁ。
蒼「じゅーすぅ!!」
聡「はいはい」
沙「おい。待て!聡明!!」
聡「だって私がそっちに行っても火に油だし…」
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