第1話

モバゲーの日記より

モバゲーを始めてから早くも７年の月日が経ちました。

今、この日記を見てる'友達'がどれだけ居るのか一切把握しきれておりません。誰が辞めたのか、また機種変更で名前が変わって消息不明になってしまったのか、PCからの固定文送信機が相手なのか判断をしかねるくらいの年月が経ってしまい、それを確かめる術がほぼ無い状態ですが、確認も兼ねて日記に残します。

学生時代はただのゲーム攻略の情報ツールとして利用していた。主にFF関連で盛り上がり、あの頃は規制も緩かったので直メが普通の時代。今のご時世なら警察に監視されまくってその自由もどこへやら…。

今はもうラインやツイッターが主流過ぎて直メにこだわる必要性もメリットも共に希薄。むしろ以前よりそっちのコンテンツを利用したほうがコミュニケーションとしては手っ取り早いくらいになってしまった今となってはメールも時代遅れなのかも知れない。

話が脱線してしまったけれど、結局のところ規制しても一周ぐるりと廻って昔のモバゲーのような状態がまた別なところで拡がりつつあるのは面白いところ。こういうコミュニティを媒体としたものは流行り廃りはあれど、半永久的に存在するということが改めて実感できた。

自分もその一端として２年ほどはモバゲーのオセロばかりやっていた。定石も必死に覚えたり、強い人同士の試合をみて研究したり、ただただその場のメンバーとチャットしたりしていた２年間はモバゲーをしている中でも最も充実していたのではなかろうか。