第1章

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背負うモノが多すぎて潰されそうになる。 でも、この歳になると潰れない術が分かってしまうんだ。 涙だって飾りにも成れず、私だけの…。 コンコン。 鳴らされた窓に驚いて、涙も拭かずに横を向けば若い男が立っていた。 私服警官? 窓を開けたら。 彼の手が伸びてきて。 私の頬を濡らす涙を拭いた。
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