第1章

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四人は、しばらく黙りこんだままになる。 ライムたちも教室に来るまでに確認したように、他の教室にも誰もいなかった。 佐織と美代も、他の教室になぜか誰もいないことは、ライムたちと同じように確認している。 四人の脳裏によぎることがあった。 もしかすると、この学校内にいる生徒はここにいる四人だけかもしれないと。 だとしたら、この教室にいるだけでは何の解決にもならない。まずは、みんなが本当にいないのかをくまなく探す必要がある。 「他に誰かいないか探そう!」 ライムの言葉に良、佐織、美代はうなづいた。
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