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「おい………」
良が話しかけるが、みんな無言のままだ。
「行ってみよう。」
ライムは足音を消すように給湯室へ近づく。そのあとを良たちもついていく。
給湯室のドアの上部には小さな曇りガラスがあり、そこから中に人がいるのかを確認することができる。
よほど、小さかったり、下にしゃがみこんでいなければ、人影ぐらいは判別できる。
給湯室は、電気がついており、曇りガラス越しではあるが、人影があることを確認できた。
ライムたちは、給湯室の前に集まる。
「開けるぞ?」
ライムは小さな声でみんなに確認する。
そして、ライムがドアを開けようとしたとき、
「えっ?」
と声をあげる。
ライムがドアを開けようとしたまさにその瞬間、給湯室のドアが開いたのである。
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