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「校長先生、これをどうぞ。」
安芸先生が、校長先生の手のひらにのせる。
それが、何なのかは分からない。ただ、校長先生は、必死で首を横にふり、拒絶の態度を示すが、その意思とは別に何か手渡された右手は上へと上がっていく。
その右手は操られるのを拒もうとプルプルと震えているが、徐々に時間をかけ、右手は上へと上がっていき、校長先生の口元まで右手の手のひらは動く。
抵抗むなしく、閉じていた口が開く。そして、そこに右手が押し込まれ、右手につかんでいた何かを飲まされる。
安芸先生は、校長先生を見て笑顔で拍手をし、腕時計を見ている。
「注目!!」
ビクッとする生徒たち。
バボンッ!!
安芸先生の全身に血が飛び散る。
グロい映画を見ているようだった。校長先生の体は、肉片と血だけを残し、跡形もなく吹き飛んだのである。
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