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安芸先生とライムの目が合う。
つづいて、良、佐織、美代が安芸先生と目を合わせる。
「ライム、良、佐織、美代。お前たち四人はこっちに上がってこい。」
予想外の言葉に「三人」は驚く。しかし、うろたえている時間などない。もちろん、考える時間もないに等しい。
気に入らなかったならあの白いモヤに容赦なくやられてしまうだろうからだ。
一番、最初に舞台へと上がったのはライム。つづいて良、佐織、美代が上がる。
大勢がいるなかで、舞台から生徒を見ることなどなかなかない。ライムは生徒会の関係で数回、このような機会はあるが、けして頻繁といえる回数ではない。
生徒たちの顔は脅えていた。
「お前ら、これから起こることをしっかり見ておけ。目をそらすんじゃないぞ。」
その言葉に聞いた直後、白いモヤが動き出した。そして、いま舞台上にはいない生徒。
つまり、ライムたち四人以外の生徒たちが座っている空間を白いモヤが覆ったのである。
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