第1章

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突如、形となった白いモヤの少女。その顔は、不思議と落ち着いている。憎しみや怒り、そのようなものは感じなかった。 モヤの中にいる生徒たちがざわつき始める。 どうやら、白いモヤの少女は見えているようだった。 何で……… 何で………あんなことをしたの……… 私は………私は………何もしてないのに………… 悲痛な声が聞こえてくる。 でも……… その答えはいらない………… 私は………私の……… したいようにするから!! 急に金切り声が耳に響く。 それと同時に、生徒たちの悲鳴が体育館中に響き渡る。
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