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「んぅーーんーんーふぁあああああぁ~あ…「欠伸なげぇよ!!」グベシッ!」
振り向いたら教科書丸めて仁王立ちしてる友達のきょーたがいた。
「んだよ、いてぇな…」
「お前…心花さんが好きなんだろッ!!!」
ビシッと俺に人差し指をさす
「いてぇよ!デコに爪刺さる!刺さってるからッ!!」
「あぁ、ごめんごめん(テヘペロ☆」
(どうしよう、今日のきょーたマジうぜぇ…)
「あ…お前!話をそらすんじゃねぇ!授業中ずっと心花さんを見てただろ!正直あれはキモいと思うぞ!キモイッ!!」
「おい、つば飛ばすなよ汚ねぇなぁ」
「あ、ごめんちゃい」
「きめぇ…てかさ、さっきから"コハナコハナ"うるさいけど誰だよソレ。」
「おまっおまっおまああああい!!許すまじ!お前ェエ!!心花さんを呼び捨てしやがって!しかもソレ扱い!キィイイイ!!土下座しろ土下座ァ!!なんであんな可愛い可憐な美少女を知らないんだあああ!お前の目は腐ってんのか?!アァッ?!!」
…だから
「つば飛ばすなつってんだろうが脳無し野郎のスカポンタンのグズ虫野郎が!!ぶん殴るぞテメェ!!お前のつばくっせぇんだよ!!!」
「えっ、あっ、うっ」
ダメだこいつ…目のキョロキョロして焦点があってない。マジきめぇわ。
「何か言うことないのか」
「…許してひやしんす☆」
「おい、腕出せ」
「え?」ドカッッ!
「ヒーッ折れた!折れたあッ!ヒーッヒーッふぅーぅぅうっふぅーぅぅう!!」
「折れるわけないだろ?大袈裟だなぁ。…んで、コハナサンってのは誰なんだぁ?俺の目が腐ってるっていうくらい美少女なんだよなぁ?」
「当たり前だろ!!ほらっあの座ってる子が心花さんだ。可愛いだろう?ふんぬーぅ!」
鼻息が荒い
クソが飛んでくるって想像したらゾゾッとした
チラリときょーたが手をハート型にして示してる方をみた。
「キモッ」
なんて言うか…痛キモい。頭にリボンとかつけちゃってるし、全体的にピンク色。しかも、チラチラこっちみてくるし。ただのブタじゃん。きょーた趣味疑うわぁ。
「お前の目が腐ってるわ。確信した。きょーたの目が腐ってる。腐ってる。」
「んだとゴルァアア!!」
「あのっ!」
「こっ…心花さん!」
「好きですぅ…佐藤くん付き合ってくださぁい…(もじもじ」
「えっ」「…断固拒否する。このブタ子が、俺に告白とかいい度胸してんなぁ。ジャーキーに生まれかわれよブス。」
「「(絶句)」」
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