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お手洗いを済ませて、フロアーに到着。
目的の人物を発見。
したものの、どうやって話しかけるかな・・・。
安田さんのことを考えたら、水谷君に安田さんが彼氏と別れたって教えてあげたいし。
自分のデスクに座って、まだ周りに人がまばらなことを確認。
「ねぇ、水谷君、ちょっといい?」
なるべくヒソヒソと話しかけた。
「なんすか?俺とデートでもしますか?」
「・・・。しないから。そうじゃなくって、昨日の話の続き。」
そこまで言って、2課の方をチラッと見たら、思い出したらしい。
昨日の朝、ここで安田さんとの夜について話していたことを。
「あー、慰めてくれます?」
「だから、それも違うって話で、彼氏と別れたんだって。さっき聞いた。」
「マジっすか!!!!」
バカでかい声を出すもんだから、人がまばらなフロアーの中にいても、視線が・・・。
もちろん、課長の視線も・・・。
「落ち着いてよ。そんなくだらないウソ、つくわけないでしょう。」
「よっしゃー。やる気出てきました!!!ありがとうございます。」
目の前で目を輝かせる水谷君を見て、魅惑のオフィスラブが始まりそうだと、今後の二人を妄想しそうになる。
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