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ある旧校舎の美術室・・・
そこに少女と青年が話していた。
「なんでよ、何で私を捨てるのよ!!」
「だから言ってるだろ!おまえよりも好きな奴が出来たんだよ!!」
「誰よ!言ってみなさいよ!!」
「それは・・・」
「もしかして・・・美香が好きなの?」
青年は焦りの表情を浮かべた。その表情を見て少女は確信をした。
彼が好きな女は、自分の親友の美香であるという事に。
「分かったわ・・・」
「本当か!?」
青年はホッとした表情を見せた。
「おまえなら分かってくれると思ったよ」
少女は青年のその一言を聞くと、スタスタと出口へと向かっていった。
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