七不思議 ~その2 ・ 天井で笑う女~

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ある旧校舎の美術室・・・ そこに少女と青年が話していた。 「なんでよ、何で私を捨てるのよ!!」 「だから言ってるだろ!おまえよりも好きな奴が出来たんだよ!!」 「誰よ!言ってみなさいよ!!」 「それは・・・」 「もしかして・・・美香が好きなの?」 青年は焦りの表情を浮かべた。その表情を見て少女は確信をした。 彼が好きな女は、自分の親友の美香であるという事に。 「分かったわ・・・」 「本当か!?」 青年はホッとした表情を見せた。 「おまえなら分かってくれると思ったよ」 少女は青年のその一言を聞くと、スタスタと出口へと向かっていった。
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