七不思議 ~その2 ・ 天井で笑う女~

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青年が美術室の扉をゆっくり開けると、そこには少女が返り血を浴びた姿で待っていた。 少女は、青年が来たのに気が付くと満面の笑みを浮かべて青年の方を見た。 「久しぶりね」 「おまえがやったのか?」 「何が?」 少女は何も知らないかのようにしらけた顔をして青年を見た。 「おまえがあの子を殺したかって聞いているんだ!!」 青年は少女に詰め寄り問い詰めた。 少女は笑いながら答えた。 「そうよ、だってあなたが悪いんじゃない。私よりあの子を選ぶから」 「どうしてそんなことを・・・」 少女は笑いながら話し始めた。
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