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青年が美術室の扉をゆっくり開けると、そこには少女が返り血を浴びた姿で待っていた。
少女は、青年が来たのに気が付くと満面の笑みを浮かべて青年の方を見た。
「久しぶりね」
「おまえがやったのか?」
「何が?」
少女は何も知らないかのようにしらけた顔をして青年を見た。
「おまえがあの子を殺したかって聞いているんだ!!」
青年は少女に詰め寄り問い詰めた。
少女は笑いながら答えた。
「そうよ、だってあなたが悪いんじゃない。私よりあの子を選ぶから」
「どうしてそんなことを・・・」
少女は笑いながら話し始めた。
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