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翌日・・・少女の通っている小学校から少し離れた高校の校門前・・・。
「おはようございます、先生」
「おはよう、今日も元気だね」
優しげな表情の男性が学校にやってくる生徒に挨拶をしていた。
「今日はテストだから早く帰れるんですけど、先生も一緒に行きませんか?」
「すまないね、今日は日直だから残らなければならないんだ」
「え~」
「それに、僕の財布が目当てだろ」
「あっばれました」
「当たり前だ」
生徒と明るく接している男性は一見するとどこにでもいる優しい先生だが・・・。
「あの子・・・切りたいな・・・」
二階の教室の一角から男性は帰宅していく生徒の姿を見ていた。その瞳には怪しい光が灯っていた。
「次は誰にするかな・・・」
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