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優「あっ!」
優香はとっさに翔を見て角に隠れた
先ほどの黒猫は優香との対応とは違い翔の足に頭をスリスリと擦りつけていた
翔「今日は忙しくて多くは作れなかったけど、美味しく作ってやったぞ?(笑)」
翔は焼き魚が乗っているお皿を地面に置いた
黒猫はそれを美味しそうにガツガツ食べる
翔「ここに水も置いとくぞ?」
翔は黒猫の頭を撫でながら焼き魚の隣に水の入ったお皿も置いた
猫「にゃ~(笑)」
翔「ん?
ごめん、猫語は分からん」
猫「にゃ!」
ガリッ!!
翔「あでっ!
噛むことないだろ!」
優「……ふふ(笑)」
優香は翔と黒猫のやり取りを見て思わず笑ってしまった
翔「……あれ?あなたは」
その笑い声で翔は優香が隠れて見ていることに気付いた
優「あっ、あ、あの……その……ごめんなさい!」
優香はしっかりと姿を見せ、頭を下げて謝った
翔「どうかしましたか?」
優「あっ、いえ、どうかした訳ではないのですが
またまた黒猫を見掛けて、追い掛けただけですので(汗)」
優香はそう言いながら、申し訳無さから立ち去ろうとしたが……
猫「にゃ!にゃ!!」
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