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涼「着いたぞ、ここだ」
涼介は車を駐車場に止めて降りた
優香も降りながら喫茶店の外観を見る
優「へぇ~、素敵なお店だねぇ(笑)」
涼「何でもここ最近有名になったらしい
ただの喫茶店なのに、飯は上手い飲物も美味しい
中も綺麗で、文句なしって噂だな」
優「ふぅ~ん……
じゃあ早速「ちょい待ち!」
涼介は優香の言葉を遮って帽子を深く被せた
優「むぐっ」
涼「個室だけど、その個室にたどり着くまで誰に見られるか分からない
個室に入ったら外していいから」
優「いつもいつもこんなの慣れないよぉ~(汗)
何か有名人みたいで恥ずかしいじゃん」
涼「優香はとっくに有名人だからな
早く行くぞ」
そう言って涼介を先頭に優香はお店に入っていった
優(へぇ~……『恋風』ってお店なんだ
名前もオシャレなこと♪)
カランコロン
篠「いらっしゃいませー」
カウンター席の真向かいでコーヒーを入れながら、30代くらいの女性が迎えてくれた
涼「すいません、奥の個室を予約した者ですが……」
篠「あっ、少々お待ち下さい
ニノ!お連れしてあげて」
翔「……はい、ではこちらになります」
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