恋-2

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レイからの電話。 いつもみたいな、探りをいれるような感じじゃなくて、 焦った感じで 「早く帰ってきて」 こればっかり繰り返す。 アル中気味だから 仕事もなかなか決まらず 母さんも義父も手を焼いてるようだ。 「ただいま……」 リビングでテレビを見ているレイは、 珍しく酒は飲んでいない。 「なんか、あった?」 俺がソファーの前に立つと レイはゆっくりと立ち上がり、俺の手に何かを握らせた。 小さなノート……… 「これ…………」 「母子手帳」 そして 俺に また 魅惑的な キスをした。____
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