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レイが
俺一筋だと自信があるかどうか聞かれたら
「俺にどうして欲しいの?」
無いかもしれない。
仕事もしなくなった彼女は
酒と
オレとの関係に溺れるだけじゃ
まともさを維持できないほど
弱くなっていたからだ。
ナンパされればついて行くって
俺にさえ話していた。
「寛太が大人になるまで待ってるよ」
義父や母さんが
認めるだろうか?
レイはソファーに横になりながら
お腹をさすった。
「寛太、おなか減った、
ラーメン作ってよ」
俺は
レイと
子供を
一生、愛していけるだろうか?
「味噌汁にしとけよ」
まだ子供の俺には
自信がなかった。
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