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彼の言葉が、
彼の眼差しが、
彼の表情が、
その全てが嬉しくて、愛おしい。
そんな気持ちを持った自分に戸惑いながらも
「私も会えて嬉しいよ……
ありがとう……」
たった一言そういうのが精一杯だった。
それ以上の言葉を、
自分の想いを、
素直に口にする事が出来ない……
私にとって一ノ瀬君は特別な存在なんだ……
はっきりと分かった。
でも、そんな事を口にしたら……
勘違い女と思われるかも……
もしくは、重たい女と思われるかも……
苦しくて……
つらい……
だって、彼には―――
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