警告

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夏――――   山田さんは宣言通り、夏季休暇を利用してマレーシアへと旅立っていった。 そんなある日の休憩室。 今日はいつもにも増して賑やかなお昼休憩。 先輩たちは、SM〇Pのコンサートのチケットに当選したかどうか。 もし、当選したならどうやってシフトを交代してもらうか。 そんな、話で盛り上がっている。 ロックは私はそんな話題には勿論、ついていけるはずも無く 愛想笑いを浮かべながら、適当に相槌を打っていた。 あの親睦会の直後、やたらと私と一之瀬君との関係を勘ぐっていた先輩たちは 時がたつにつれて何も聞いてこなくなっていた。 私たち2人には怪しむ所は何も無い。 きっと感じてるはず……
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