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「……真菜…
…何で………?」
何度目かの夜―――
いつものように
口腔内に放たれた精をティッシュで拭う私の背中に
咲也の言葉が突き刺さる
「……イヤなの………」
私はゆっくりと振り返った
「……えっ………」
私の言葉に驚き、一瞬目を見開いた後……
咲也の顔がみるみるとこわばり出した
「……私、中はイヤなの……
どっちかって言うと不快……」
何の感情も読み取られないように淡々と言い放った
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