第2章

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開店の準備をしながら赤尾くんは悪びれもなくこんな事を言っていた。 「僕、向井さん苦手だったんですよね~。なんかあんまり愛想ないし、そりゃお客さんにはちゃんと接客してたし仕事も出来たけど、いつも不機嫌ていうか僕たちとも必要以上に関わりたくなさそうだったし。 それに、國立さんの事やらし~目で見てたし!」 …………、俺の事をやらしい目で見てたって言うのは100%間違いだけどな。 とにかく1人減った事で定休日以外の休みは暫く無くなった。 新しいスタッフが入るまでまずは頑張るかと気合いを入れて開店に備えた。
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