第3章

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帰ってきてから軽く昼食を済ませた俺は写真の現像をしようと思っていたのに、いつの間にかソファーで寝てしまっていた。 目を覚まして時間を確認すると後一時間程で京にいが帰ってくる時間だ。 先に風呂掃除をしてから、そろそろ始めるかとエプロンを掛けてキッチンに入った。ゆっくり準備をしても十分に間に合いそうだ。 時間を気にせず料理に没頭しているとリビングの扉が開いた。 自分からおかえりと言うのが何とも気恥ずかしい。 俺は帰ってきた事に気付かない振りをした。 「あれ?宗ちゃんただいま。何?料理してるの?」 「あぁおかえり。今日は何か料理しようと思って夕飯作った、食べるだろ?」 「もちろん!!うわぁ、宗ちゃんの手料理嬉しいなぁ。とりあえず荷物置いてくる」 そう言って手を洗うとリビングを出ていった。 その間にお風呂の湯を張り、最後にサラダを作るため野菜を冷蔵庫から取り出した。
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