第4章

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あれから京にいとは普段通りが続いている。 平日はすれ違いだからほとんど顔を合わせていないって言うのが正しいが。 そして土曜日。いつも通りに出勤したにも関わらず、俺が一番最後だった。 赤尾くんは凄く張り切っていて蓮二さんとほぼ変わらない時間に来たらしい。 そんな顔が弛みっぱなしの赤尾くんの隣ではやれやれと呆れ顔の横澤さん。 その隣は俺でその向かい側には店長の蓮二さん、隣には今日から仲間になる羽山くんが立っている。 「じゃあ改めて紹介するな、今日から一緒に働いて貰う羽山 幸広。まぁ、仲良くやってくれ」 その後それぞれ自己紹介をして準備に入った。 赤尾くんは羽山くんにくっついて色々教えながら根掘り葉掘りプライベートな事を聞いているようだった。 それを見ていた横澤さんが俺のところへ来てボソッと呟いた。
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