おまけ

3/3
324人が本棚に入れています
本棚に追加
/181ページ
「じゃあ早速、いただ……」 「ストップ!」 今まさにフォークをケーキに突き刺そうという時に、京にいは俺の言葉と手を遮った。 「な、何……」 京にいの顔は、まるで悪代官さながらの悪い顔をしている。 「ふふ、俺が食べさせてあ・げ・る♪」 出たよ……こうなったらもう好きにさせるに限る。 「分かりました、女王様」 「えっ?女王様?なにそれ?……まぁ何でもいいか。 宗蘭、苦しゅうない、ちこう寄れ」 「それ女王様じゃなくて、時代劇だから!しかもまさに悪代官」 「もう何でもいいからはい、あーん」 口を開けると、一口サイズにフォークで切られたケーキと丸いメロンが一緒に口の中に入ってくる。 「んまぁ、本当上手い!」 「良かったね、じゃあたくさん食べようね」 そう言って、またフォークに乗ったケーキが俺の口へ運ばれる……筈だった。 「ちょっと、鼻に付いたよもう」 すると京にいは顔を近付け、俺の鼻に付いた生クリームをペロッと舐めとる。 「あまぁい、宗ちゃん美味しい」 その後はあちこちにわざと生クリームを付けられ、京にいに散々舐め回されました。 「そこはダメぇーーー!!」 おわり
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!