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 雨の降る音が、外から聞こえてくる。  湿った空気が、ここにも流れ込んで来ているのがわかった。  だが今のシルファには、雨の音よりも、自分をなぶるセアドの、舌の濡れた音の方がはっきり聞こえた。 「もう、いや……もう、ああっ!」  行為を止めるように頼む言葉は、セアドが自分の後蕾をなぶる舌の動きで、喘ぎとなる。  自分の足を大きく開き、その舌で自分のあられもないところを蹂躙する彼は、止める気など、まったくないようだった。  誰にも触らせたことがない、自分ですらもめったに触らない場所に、舌を這わせ、動かしている。 「もう……あ……もう、もう……!」  セアドと、名を呼んだ。
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