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そうして。
次に、熱く、固く、大きいものが、シルファの内側に入ってくる。
熱を放出しているシルファ自身と。
ゆっくりシルファの後ろを犯してくるものと。
「あっあっあっ!」
「これが、俺だ」
前と後ろと、同時に感じて喘ぐシルファに、体を重ねたセアドは掠れた声でそう言った。
それと同時に、体の内側のそれが、くいっと動いた。
「やあ、やあ、ああんっ……!」
とたんに、シルファの体に熱が走る。
「しっかり、覚えろ」
そう言うと男は、ぐいぐいと動き出した。
「やあ、や、や、や、あ、ああん、あ、ああっ……!」
それは、強烈なものだった。
今まで与えられた刺激の中でも、一番強いものだった。
シルファはもう何もわからず、自分がどんな声をあげているのかも、どんな狂態をセアドに見せているのかもわからず、ただ、与えられる快感を、感じ続けるしかなかった。
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