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「―お前は?」  セアドの指が、シルファの頬を滑り、早朝の積もった雪と同じ色をした髪へと伸びる。 「どうして、素直に俺に抱かれる?」 「それは……」  黄金の瞳が、自分を見つめている。  どうして自分は、この男に素直に抱かれているのか。 「!?」  と、その時だった。  くいっと、セアドが腰を動かした。  ゆるやかに、シルファの腰を回すように動いていく。 「あっ……」  シルファは息を飲み、とっさに、男の肩につかまった。 「どうして、されるがままになっている?」  ゆったりと腰を動かしながら、セアドは言った。 「あっ、あっ、あっ……」  だが、ゆるやかな動きでも、先ほどまでさんざん喘がされ、幾度も熱を解放させられた体には、刺激となる。
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