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「気持ちが、いいからか?」  快感を拾い出し、震えるシルファの耳に、そうセアドは囁いた。  とっさに、シルファは首を振った。 「違、う……」 「そう、なのか?」  疑うようなセアドの言葉に、もう一度、シルファは首を振った。  確かにこの男に抱かれた時に、快感は、感じている。  だが、それだけではない。  何故、セアドに抱かれるのを許すのか。  その、理由は。  その思いを、シルファは、はっきりと言葉にすることができなかった。  と、その瞬間だった。 「!? やっ……やあ、やああああ!」  男がシルファの腰に手を添えて、下から刺激を与え始めた。
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