貴方のお側に這いよる娘娘

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「はぁ~やっとバイトが終わった。くたびれたし、もう帰ろう~」 疲れきった言葉をもらしつつ会社から出た私は、そこから5分程離れた場所にある陸橋下をくぐる。 すると道の真ん中に、ペットボトルコーラが立っている状態で置かれていた。 何故かな?と、私は思う。 500ミリリットルのペットボトルコーラで、汚れは微塵も無い。 蓋は開いて無いし、中身はたっぷりと満タンだ。 道の左右には人の背丈まで伸びている草が生い茂っているだけで、自販機はない。 近くに店もない。 (誰かが置いた?) 考えた後、私はその新品のコーラを通り過ぎる。 てくてくと歩いている私の後ろで、ちゃぽちゃぽと音が鳴り出す。 何か嫌な感じがして、私は振り返らずに足を早めた。
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