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「大丈夫! 私の指導者はジョーだけだもの。 東京のお店では広告モデルの仕事が主だし、向こうのスタッフとは当たり障りないようやって・・・―――」 そう告げた瞬間だった。 ぐっと引き寄せられた体。 唐突なハグによって、彼の腕から僅かな震えと不安感が伝わってくる。 「頑張って・・・!!」 この言葉はただの強がりなのかもしれない。 きっとジョーは、私が東京に行き自分の指導下から離れていく事を恐れているのだ。
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