◆◆

12/16
前へ
/38ページ
次へ
「うん・・・。ありがと・・・。」 柔らかく抱かれた背中。 その仕草を返すかのように、無意識に私もジョーの背中に腕を回していた。 しかし、後ろめたい気持ちは残ったまま。 予定期間を満了しても、きっと私はすすきのに戻らないだろう。 そうなればジョーは、戻る事のない私を札幌でただ待っているだけになってしまう。 もちろん、彼が私や佐久間さんと交わした約束は果たされぬまま・・・。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

246人が本棚に入れています
本棚に追加