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札幌は決して小さな街ではなかった。 むしろ田舎出身の私にとってはとても大きく、北の都市で作った思い出は決して忘れたくないものばかり。 これからはもっと都会で新たな生活を始める。 新たな環境でどんな出来事が待ち受けているのかは想像できないけれど、今の私は1人じゃない。 「お待たせ・・・!」 笑顔を作り、待ちくたびれてスマートフォンでゲームを始めていた博也に声を掛ける。 それと同時に、私たちが乗る飛行機の搭乗が開始された。
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