おまけ 4

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ぱちん、とオネーサンが指を鳴らした。 と同時に視界が煙に包まれる。 ゆっくりと煙が晴れた時には、オレはいつもの格好に戻っていた。 「ジンちゃんと。 お話してねって、リザちゃんに言われたから~」 「……そーだな」 ジーンとしてでも、ドロボーとしてでもない。 ラゼリア村にいる『ジン』として。 オレは彼女と話をする。 「……『魔女』として契約を更新すれば、私はこのまま。 何も変わらず、ラゼリア村でイタズラ三昧の日々を過ごすでしょうね~」 「更新しなかったら?」 オネーサンの口が止まる。 「更新しなかったら、どーなんの?」 「……消える」 それは。 「『魔女』の私は」 『魔女』の最期。
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