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どうも、まずは軽く自己紹介しておきますね!
えー、俺は今年高校二年生になった柿原雄生です。ちなみに帰宅部で、好きな色は黄色です。
好きなタイプは、黒髪で聡明な感じの子かな。多分俺自身がアホだから、頭のいい子にキュンってなるんだと思う。
あ、ちなみに何故か泣きぼくろがあるよ。あと、髪の毛はサラサラな自信があります。
見た目はどうだろう、良くも悪くも普通かなぁ。身長はちょっと低めだけど、大丈夫。
あとちょっとで170だから!
まだ成長期は終わってないはず。……え、ですよね、大丈夫だよね。
っと、ちょっと余計なこと言い過ぎたかな。
でさ、二年生に上がるときにクラス替えってのがあるじゃないですか。
あ、ない学校もあるけど。
そこで僕は運命の出会いをしたんです。
あの日は桜が中途半端にひらひらと舞っていて、それはそれで情緒が感じられるような……なんかそんな感じの日でした。
クラス発表の紙を見て、一年で知り合ったやつらがほとんど離れてしまい、友達が一人もいないことを知った俺は一人ショックを受けていました。
正直新しい友達を作るのはそれなりに楽しい面もあるけど、しんどい面のがデカイ……。
仕方ないかぁ、と思いながらも勇斗や弘輝が居ないもんかと周りを見渡し、二人とも居ないのを知るとまた落胆し、重い足取りで教室の方へと向かいました。
幸いにも、勇斗達は隣のクラスだから、どうしても困ったことがあったら勇斗達に頼ればいっか。
……つか、最初から逃げ腰でどうするんだ、俺は!
やれば出来る子だもんね、僕、いや俺は。
いつかは俺ってすんなりいえるようになりたいなぁ。
なんて思いながら自分を慰めていると、いきなり背中に衝撃がきた。
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