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「はぁはぁ。死ぬかと思った。それよりもガリアさん大丈夫かな。」
村に戻ったクラインはガリアのことを気にしていた!
クラインにとってガリアは剣を教えてくれた師匠みたいな人である。
そして密かにクラインはガリアみたいな剣士を目指している。
すると森の方から人影が見えてきた。
クラインはすぐに駆け出した。
「ガリアさん。僕のせいで・・」
「いいってことよぉ。お前さんにはまだダークウルフは早いしな。」
そう言いながらガリアは豪快に笑っていた。
「しかし、なんでこんなとこにダークウルフなんかいやがんでぃ。
あれはこんなとこに居たらおかしなモンスターだぜぃ」
そう元々ダークウルフと言うのは森にはあまりいない。ダークウルフは大抵洞窟の中でひっそりと暮らしている。
そんなダークウルフが森に来るのは明らかにおかしい。
「もしかしたら、近くに何かとんでもないモンスターがいんのかもしれんなぁ」
ガリアがそう言うとみんな笑い出した。
その笑っている一人がガリアに向けて言った。
「ガリアよぅ。こんな小さな村でそれに森もそこまで多くないのにとんでもないモンスターが来たら一発でみんな分かるぜ」
そう言いながらガリアに向けて言った男はまた笑い出した。
「でもなグレン。こういう時こそそういう風に考えておかねえといざって時にはみんなやられちまうぜ。」
それを聞いてグレンがまたガリアに言う。
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