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次の日の朝村が慌ただしいのでガリアはすぐに部屋を出た。
「どうした」
するとそこには右腕がないグレンがいた。
「ガリアあんさんの言う通りだったわ。あら見たことないモンスターだ。もうすぐしたらこっちに来るだろう。みんな早くこの村から逃げるんだ。あいつは強すぎる。」
村のみんなは悲鳴をあげながら逃げていく。
その時、悲鳴で気づいたのか空からモンスターが降りてきた。
ドシン。
ガリアはその姿をみて固まってしまった。
なぜこのモンスターがこの世に生きているのか。
そのモンスターはモーラス。
姿はドラゴンに似ているが顔が3つあり翼も4つある。
しかもそのモンスターは伝説とされている。
そんなことからガリアは固まってしまった。
そしてモーラスはガリア目掛けてブレスを吐く。
ブレスに気づいた時にはすでに遅く剣でガードするのが精一杯だった。
そのブレスをガードしたせいで右腕と左腕が酷い状態になっており腕を使える状態ではなかった。
「なぜモーラスがこの世にいるんだ。勝てないあいつには絶対に勝てない。」
ガリアは震えていた。
モーラスの圧倒的な強さに恐怖を感じていた。
そんなガリアを見てかモーラスの一つの頭がガリアに襲いかかった。
ガリアは目をつぶった
「俺の人生もここまでか。」
ガキン
「ガリアさんまだ死ぬなぁぁ。あなたにはまだまだ教えてたいことがたくさんあるんだぁぁぁぁ」
そこにいたのはクラインだった。
ガリアは驚いた。
自分のことを師匠と思っている私よりも勇敢に立ち向かっている姿に。
「ガリアさんあなたは僕の唯一の師匠なんだ。こんなとこで死ぬのは許さない。まだまだ僕に剣術を教えてください。」
クラインはそう言いながらモーラスの牙を切り落とした。
「ぐぎゃあぁぁ」
モーラスは暴れている。
「俺は師匠失格だな。弟子に心配させるなんて。それに俺よりも勇敢に立ち向かって行くなんて。」
ガリアはそういうと急に笑い出した。
「グレン近くにいるんだろ。」
「なんだい。気づいたのかい」
「こいつを頼んだぞ」
「ふざけんなぁ。お前も一緒に行くぞ」
グレンはガリアにキレながら言った。
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