4人が本棚に入れています
本棚に追加
「モーラス相手に全員で逃げれる訳がないんだ。」
ガリアも声を張って言う。
「ならもぅ両腕が使えない俺の方がこれから先のことを考えると囮になった方がいいんだ。」
するとクラインが「ふざけるな。ガリアさんが死んだら俺は今度は誰を目指したらいいんだよ。あんたがいなくなったら俺はこの先誰に剣術を教えてもらえばいいんだ。」
クラインは泣きながら叫んだ。
「クライン俺の言葉を思い出せ。そしてこれから先を過ごすんだ。」
モーラスは叫びながら少しづつ近づいて来ている。
「グレンそろそろそいつを頼む。
早く行け。」
クラインは叫んだ。
「嫌だぁ。俺も一緒にガリアさんと戦うんだぁぁぁぁぁ。グレン離せよ。ガリアさんを置いていくんじゃねぇよ。はなせえぇぇぇ。」
クラインは泣き叫んだ。
ガリアはグレンが見えなくなるのを確認するとそのままモーラスに立ち向かった。
「クラインいつか有名な剣士になれよ。うぉおおお」
そしてその夜
「うぅ、っうぅ俺にもっと力があれば」
「クラインいつか俺はガリアを越える剣士になる。そしてガリアにいつか会う日に俺はお前を超えてやったと言いきってやる。だからお前ももっと強くなってガリアに会うんだ。」
グレンはそういうと馬を置いて何処かに消えて行った。
「俺はいつかガリアさんを越えて見せる。そしてガリアにいい報告をしてやるんだ。」
これからクラインの旅が始まる。
最初のコメントを投稿しよう!