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薫「俺は嫌だったんだ、可愛いとか愛されるべきだとか言われるのが・・・まるで呪いみたいにその言葉に取り付かれて俺は周りにちょっとでも愛されていないようなそぶりを見せられると酷く不安って言うか焦躁感で押しつぶされそうだった。だからああやって殴ったり、罵ったり・・・・・本当に最低だ。今思い出しただけでもなんて性格をしていたんだと思うよ。」
母「で・・・でも・・薫ちゃんは確かに可愛くて・・愛らしくて・・・」
薫「自分で言うのもなんだけど確かに俺の容姿は可愛い方だ。でも、だからって何で誰にでも愛されなきゃいけないんだ?人にはそれぞれ好みだってあるんだ。それは顔にしろ性格にしろそうだ。」
父母「「・・・・・・・・・」」
薫「あの人が教えてくれたんだ、それを。偽る必要は無いって。愛される必要は無いって。ありのままの自分でいていいんだって。」
父母「「・・・」」
薫「何ていうか・・・憑き物が落ちた感じ・・・・すごく楽になった。で、俺がどう思っていたのかをどうしてもパパとママにも言いたかったんだ。急でごめんねでも「お前が謝る必要は無い」」
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