6 茜ちゃん、愛してる

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「・・・蒼吾くん」 困ったような、彼女の声。 「どうかした?」 すっとぼけて、彼女の淹れてくれた紅茶を飲む。 もじもじと、恥ずかしそうに身をくねらす様が、可愛くって仕方無い。 ソファーに座る、オレの膝の上に茜ちゃん。 後ろから抱きしめるような態勢で、紅茶を飲む。 彼女がテーブルにカップを置いたのを見計らい、そっと耳を甘噛みする。 ビクッと身を震わせる彼女が、可愛い。 顔どころか、耳も首も真っ赤に染まって。 可愛くって色んな場所にキスをして。 「茜ちゃん。大好きだよ」 自然にセリフが、口から零れた。 「蒼吾くん・・・」 見る見る間に彼女の瞳に、涙が浮かぶ。 「好きで好きで、仕方無いなんて。初めてなんだ」 真珠の様な涙を零す、愛しいひとに。 「もう逃げないで?オレの腕の中に、ずっといて・・・」 囁いて、またキスをして。 「蒼吾くん・・・大好きぃ」 泣きながらオレを受け入れる彼女にキスしながら、その小さな身体をそっと抱える。 首に腕を回してキスに集中している間に、彼女の身体をゆっくりとベッドに沈めた。
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